森には多くの微生物、敵対する動食物、様々な昆虫など、沢山の生物が同じ場所で生存しています。例えば、様々な植物の天敵「アブラムシ」は、てんとう虫の幼虫が食べて植物を守ってくれます。病原菌が発生すれば、その病原菌をエサとする微生物が食べてくれます。やがて動植物は朽ち果て、様々な微生物がそれを分解し、肥料となり大地に還る事で、土を耕さなくても肥料を与えなくても木々は青々と茂っています。
これは自然界に於ける生物の共生が成せる現象。森は雑多なものが一緒に生きるからこそ豊かに根付き続けるのです。
いとう農園はそんな大地が当たり前に機能している自然のサイクルを非常に大切にしています。
だからこそ、人工的な方法でイチゴにとって「害」のあるものを取り除く農業ではなく、自然界に於ける雄大な森のように、万物の共生の中で育む農業に取り組み、ハウス内を可能な限り自然の森と同じの環境に整える研究と努力を惜しみなく続けております。